この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お兄ちゃんといっしょ
第17章 第17章
 バスロータリーから、道路を挟んで向かい側に吉野家が見える。
 店内は混雑しているらしい。
 だから今はきっと、昼食時なのだろう。


 どれくらいここに座っているだろう。
 快速が停まる駅の、百貨店の前の、バスロータリーの横の花壇の日陰に座り、私は自分を買ってくれる男性を探していた。

 
 昨日飲んだ妊娠しない薬のせいで、じきに生理がくる。
 その前にお兄ちゃんにお金を返さなければならない。
 …と、お兄ちゃんはあのあと起きてきて一番に私に言った。


 だから私は素肌に身体のラインがハッキリ出るTシャツを身に着け、ミニ丈のスカートを穿いて、家を出た。


 髪は洗いざらしでセットする暇もなかった。
 顔のことは考えたくもない。


 どこに行けば私を買う男が見つかるか検討もつかなかったから、このあたりで一番大きな駅に来た。


 私は今、どれたけ酷い顔をしているだろう。
 考えるのも、嫌だ。



/347ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ