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第1章 第1章

　目を閉じて、お兄ちゃんの寝息や、お兄ちゃんの体毛の感触を思い出しながら、さっき目に焼き付けたお兄ちゃんの裸体を想像する。

　毎晩毎晩シングルの布団で肌を寄せ合って寝てるのに。
　何も知らないふりをしてお兄ちゃんの腕の中に潜り込んで、何も分かってないふりをして、だんだんふくらんできてるノーブラのおっぱいを押し付けたりしてるのに。

　それなのに、反応したモノを隠しもせず、ただ知らんぷりし続けているお兄ちゃんがいやだ。