パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第17章 詭弁?! 或いは開き直り

「どうせ俺は自分の都合しか考えてないよ。でも、人間自分が一番可愛いのは当たり前だろ。おまえだって長年の付き合いの俺を差し置いて滝本選んだじゃないか。違うとは言わせないぞ！いい人ぶってたって所詮そんなモノさ。誰にだってエゴい部分は有るんだから…。それを何処まで許せるかが懐の深さなんじゃないか？そう言う意味じゃ、善良な市民の小さな過ちを許せないおまえに寧ろ問題あるとは思わないか？」

一見まともに見える実咲の主張も、単なる問題のすり替えにすぎない。

いくらモトミがお人好しでも、それくらい見抜けない筈がない。

「問題有るとかおまえに言われたかねーよ。誰が善良だって?!滝本選んだって?そりゃどういう意味だよ」

「だから、そう言う意味だろ。俺の相手してるより滝本と連れ立ってる方が楽しいだろうよ。最近コンパ誘っても、おまえ連れないもんな…。本気で填るって判ってりゃ、滝本なんかに紹介しなかったのに。モトミ純真だからな。騙され易いんだよ。そう、悪いヤツに騙されてるんだって…」