パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 【第一部 * Paradox * 】 災難は突然に

事の起こりは、爺さんの法事で久しぶりに俺が帰省したときのこと。
みんなの居る前で親父と盛大にバトルをやらかしちまった。

　
そりゃ、確かに俺も悪かったかも知れない。
にしてもだ、そう言われたって仕方ないだろ。

親父が変わり者なのはホントのことだし、別に親父のプライベートをどうこう言っている訳じゃない。
だた、節度ってモノがあるだろが。

事も有ろうに、親父は自分の親の法事に”手伝い”と称して若いツバメを２人も連れてきやがった。
一人は俺より３つ４つ年上だろう如何にも真面目な研究生風のヤツ。
もう一人は考え無しという感じの軽薄そうなヤツ。高校生でも通りそうだが、多分こいつも親父の研究室の学生なのだろう。
親父の大学の未来を危ぶむよ、俺は･･･
　
男だからイケン！というわけじゃない。
俺だって色々と･･･そう、いろいろと･･･広い世界を知るようになって、そういう(どういう？)嗜好については寛容にはなってきたつもりだ。