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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
「あっ……」
反射的にハルは彼の手を掴んでいた。
意外と男らしいごつごつした手であることに
今更気付く。

「ナカ、だめ? さっきシてたでしょ?」
「っ……!」
あれだけ近くで見られたらさすがに
それくらいわかるか……

「だめ?」
もう一度訪ねてくる。

「ちゃんと見ないようにするよ」
「んー……」

ダメとかそういうことではなく
ただ反射で掴んでしまったに過ぎない。
それに面と向かってどうぞとも言いづらい。

「じゃあ、ほんの少し力入れるけど
イヤだったらちゃんと止めること。
これは指示。いいね?」
ハルは声に出さずに頷いた。

彼の手に力が入る。
ハルの手は、下へ這ってきた彼の手を
ほとんど抵抗することなく下着の中に入ることを許した。

だって、本当はナカだって気持ちよくしてほしいから。
面と向かっては言えないけど。

「んあっ……」
彼の指が襞を開き
ずぷっ、と割れ目の内部へ侵入する。
ハルの身体は、容易に彼の指を受け入れた。
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