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第7章 おねだり

「ハル、腰揺らすよ」
「えっ？　やあっ！
あっ！　ダメっ……！」

足の付け根に大津川の手が添えられ
ハルはとっさに背後を向いて右手を伸ばした。
しかし直前でハルの腰が揺すられ始め、左腕一本では
上半身のバランスを保てず反射で右腕が戻ってしまった。

膣内の指は自分で動くことをやめ、ハルの腰が代わりに
指を呑み込むようにピストン運動をした。

「あっ……うんっ……んっ……はあっ……」
腰を後ろへ引っ張られ、彼の膝に当たってまた前へ押し出される。
身体が大きく揺れ、ハルの胸も躍るように前後に揺れた。

こ、これじゃ……トウキくんの指を……
私がアソコで咥えて腰振ってるみたいに見えるよ……

恥辱的な妄想を自らすることで、ハルは無意識に
身体の感度を上昇させた。

「ねえ、ハル」
呼びかけられて、ハルは振り向く。

あぁ、今の顔見られたくない……
「ん？　ぁっ……」

「イキたい？」
「うん……」
ハルは顔を隠しながら頷く。

「じゃあ、自分で腰振って？
僕は手を離すから」