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優しいヒトに虐められてます。
第8章 下ネタしりとり
「ご、ごめんね。なんかすごく気持ちよくなっちゃって……」
慌ててタオルを取って彼に渡そうとするが、途中で
彼のギンギンに勃った股間に目が留まる。

うわぁ……すごいおっきい……
っていうかピクピク動いてる……

「はい、トウキくん。ごめんね、たくさんかけちゃって。
拭いて」
大津川は脱力した状態で仰向けのままタオルを受け取り
顔にかけた。

彼は少しして起き上がったが、イチモツの方もまた
しっかりと起きたままだった。
彼の方も、もはや諦めてそ知らぬふりをしているようだった。

ハルは不意に大津川に抱きついた。
「ねえ、トウキくん」
「な、なに……?」

「私もしりとりで一応一回勝ったんだし
私の頼みも聞いてくれない?」
お願い、と甘える声で訴え、背中に回した手をギュっと握る。

「……もう一回しりとりして三勝したらいいよ」
「ええー!? 勝てないよー」

彼は少し考えるそぶりを見せてから言った。
「じゃあ、僕の持ち時間は10秒でいいよ」
「えっ! いいの?」

さすがにそうなるとどう考えても勝てる。
一応形式だけでも敗れておきたいのだろうか。

ハルは大きなハンデをかけてもらって
再び下ネタしりとりをした。

ハルはすぐに三勝し、無事、彼に何でも一つ
頼み事をする権利を獲得した。
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