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優しいヒトに虐められてます。
第8章 下ネタしりとり
彼の射精が終わったらしく、彼はすぐに寝台を下りて
どこかへ駆けていくのが聞こえた。
ハルは唇をかすめたものを舌ですくい取り、味を確認した。

なるほど……ピーマンが好きになれそう。

すぐに彼が戻ってきて、ティッシュでごしごしと
ハルの顔を丹念に拭いた。

「ねえ、トウキくん」
「ん、なに?」

「気持ちよかった?」
「……う、うん。凄いよかった」

「ふふっ」
彼が拭き終わると、ハルはアイマスクを取って
彼に抱き着いた。

寝台の上で押し倒し、彼の胸に顔を埋める。
「私、ピーマン好きになれるかも」

「は……? え、何の話?」
「ふふ、ふふふふふ」
素っ頓狂な彼の反応に、ハルは笑った。
すると、よくわらからなそうにしながらも
彼も笑い出した。

しばらく一緒に笑い合った後、ハルはその日の小さな勝利に
酔いしれながら、彼と一緒に帰宅の準備を始めた。
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