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第15章 彼のとっておき、そして・・・

「ほ、ほんとにいいからっ！」
「どうして？　俺じゃやだ？」
「イヤ……っていうか……恥ずかしいから……
本当にいいです」
「恥ずかしいって……もう俺にオナニーしてるとこ
見られてるのに？」
「っ……！！　お願いだから……忘れて……」

「好きな人のオナニー姿、忘れられるわけないだろ」
赤石はチサトの両手首を片手で押さえ
頭の上に持ち上げた。
「彼のために頑張った分のご褒美っていうのが無理なら
俺に無理やり身体触られて気持ちよくさせられた、って
体でもいいよ」

赤石はチサトのバスローブの帯を片手で解き
器用に脱がした。
「これはさっきのオナニーのシミだよね。
じゃあ、もしこれで濡れてなかったら潔く身を引くよ。
でももし濡れてたら、もう遠慮なんかしちゃダメだよ？」

赤石はチサトの下半身に手を伸ばした。
「待って！　赤石くん！
やめて！　ほんとにダメ――ぁッ」
赤石の手がチサトの下着の中に滑り込んだ。
そして――

チャプ。
チャプチャプ、チャプチャプチャプチャプ……
「～～～っ！！」
チサトが言葉にならない声を上げた。