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こんな日は抱いて欲しい
第17章 リュウの描く世界
メロンちゃんが座るソファは窓際にあり、日当たりも良く、部屋を明るく見せる。
上品で光沢のあるブラウンのカーテンは、リュウの趣味なんだろう。
リビングの空間を落ち着きのある場所として、コーディネートされていた。
窓から景色を眺めると、遠くにスカイツリーが見え、下町の情緒溢れる景色を映し出している。
たまに、遠くに見えるスカイツリーの灯りを見ながら、あの日の東京タワーを思い出し、エッチになったりもする。
メロンちゃんの座っているソファにも押し倒されて、露わな格好になりリュウに攻められたり……
この部屋も私のものが少しずつ増えていき、私の居場所となりつつあった。
「読み終わりました」
メロンちゃんはそう言うと、すっかり冷めた紅茶を一気飲みし、原稿を持って私達が座るダイニングに歩み寄ってきた。
「先生と真由ちゃんが居なかったら、オナってたかも〜♡」
笑みを浮かべながら、私達の目の前に座り、感想を述べ始める。
「まず、この前は話もリアルだと思ったけど、また先生の練り直しにより、この主人公の美都は真由ちゃんにそっくりに描いてある。
今、目の前に真由ちゃんが居るからまたリアリティーが増すんだよね……エッチな時、こんな顔しちゃうんだ」
私は恥ずかしさの余り、「あ、新しい紅茶淹れるね」と声を掛け、席を立った。
ハイ。してますが、何か?
漫画では、リュウがかなり美化して描いてくれてますがね……。