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皇帝の激しい寵愛
第4章 皇帝との出会い
『私は皇帝の紅運だ。よろしくな』

『紅運、さん。って皇帝?!』

雪は予想以上に驚いた。このような
身分の自分が皇帝と話が出来るとは
思っていなかったからだ。

『こ、このような身分の人間が
 のこのことついて来てしまって
 申し訳ありません』

『何を言うておる。身分など
 関係ない。そなたを気に入った
 からつれてきたのだ』

皇帝は少し顔を赤らめながら
そう言った。

(何て優しい人なんだろう)

雪はそう思った。皇帝は
一般庶民の事を嫌っている
と思っていたのである。

『ありがとうございます。
 皇帝は優しい方なのですね』

『私が、優しい?初めて言われたぞ』

『えっ、どうしてですか?』

(こんなにいい人なのに)

雪は不思議だった。
 
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