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皇帝の激しい寵愛
第4章 皇帝との出会い
『そなたはこの国の事を
 どう思う?』

『えっ』

急に質問されたので驚いたが
答える事にした。

『いい国だと思います。
 しかし・・』

『素直に言ってはくれないか』

『もっと色んな国と貿易を
 した方がいいと思うんです。
 貿易をすれば視野も広がる
 し、私達の国の良さも分かる
 と思うんです!!』

『・・・』

皇帝は考え込んでいた。

『ごめんなさい。政治も
 した事ない私がこんな
 事言って』

『そう言うことではない。
 そなたの考えに感動した
 のだ。確かに私達の国は
 貿易に消極的だった。
 参考にさせてもらう』

皇帝はにこやかに笑った。
雪はその笑顔をみてドキドキ
したのが分かった。

(どうしてドキドキして
 いるんだろう?)

今の雪には分からなかった。

『ところで今日、そなたの部屋に
 言ってもよいか?』

『えっ、私の部屋にですか?』

『あぁ、そなたともっと
 話がしたい』

『分かりました。待っていますね。
 では私は部屋に戻ります』

『あぁ、また後で』

『はい』

返事をした後、雪は部屋から出た。

『雪、今日お前を・・』

皇帝は密(ひそ)やかにそう
告げた。

 

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