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皇帝の激しい寵愛
第7章 許可と外出
「じゃあ、店閉めようか」

「はい」

もう夕方になっていたので
店を閉めようとしたその時

「ちょっと待ってくれー」

聞き慣れた声がすると思い
声のした方を見てみると
清さんだった。

「忘れものをしてしまって」

「そうなんですか、中へ
 どうぞ」

清は忘れものを取ると少し
話がしたいといい始めた。

「どうした、最近元気ないな」

「えっ、何で分かるんですか」

「そりゃ長年生きてるからね」

清は自慢げに言った。

(清さんなら話をしても
 いいかもしれない)

直感ではあるが雪は皇帝ということは
伏せて、結婚を迫られていると言った。
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