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一生奴隷
第24章 買い取り

『あの時、俺が親とか会社とか
捨てられたら、美穂は幸せに
できたかもしれないなって
ずっと後悔してた。あの時、美穂は
純しか見てなかったし、そんな勇気も
俺にはなかったからな。逃がすのが
精一杯だったんだ。純にこれ以上
美穂を壊して欲しくなかったんだ。
美穂は俺には特別だったからな。
美穂は初恋の人だからな』
『えっ??』
『やっぱり、気がついてなかったよな』
急に照れくさくなった。
『初恋の相手が変態でごめんなさい』
『純が玩具にしたときは、はっきり言って
ショックだったな。なんで美穂?って
美穂もなんで嫌がらないのか、
俺だけがモヤモヤしてるみたいでさ。
小さい時から、結婚相手決められてたし、
俺には、どうにもできなかったしな』
初めて、りょうちゃんを知ったかも
しれない。

