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第28章 最終章……証明

鏡の前で自分の髪や歯がなくなった

姿を見ると……情けない。

『美穂、泣きたくなるだろ？

こんなふうにさせられたんだから』

私は首をふった

『情けないけどご主人様が

喜んでくれるなら……』

『美穂こっちおいで』


ご主人様はソファーに座る


ご主人様が私を膝の上にのせた。

テーブルには赤い箱がある。

『美穂、おめでとう。今日は

誕生日だよ』


『忘れてました……』


『美穂あけてごらん』


私は箱をあけた……

指輪と婚姻届け……




ご主人様の名前が書いてあった……

ご主人様が初めてキスしてくれた……

愛のあるキスは全身が感じると

初めて知った。


唇が優しくて、目が優しくて
頭を撫でてくれる手が優しくて。
胸がしめつけられる……
感謝の気持ちが、溢れて止まらない






『一生奴隷でいさせてください……
ご主人様の奴隷になれて、幸せです……』


(完結)