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一生奴隷
第24章 買い取り

こんな格好で一人ぼっち。
時間がたつにつれて、棒に食い込む
身体。痛みもあるけど、棒に支えられている。
りょうちゃんがご主人様になるなんて
私の中で考えたことがなかった。
ご主人様は、大企業の息子だったし
違う世界の人。今もそう感じる。
私にとっては何を考えてるか
わからないけれど、もうこれ以上
捨てられたくない。
私は捨てられるたびに、醜い存在に
されていく。それでもいいから
一人にしないで欲しい。
今は迎えに来てくれたご主人様を
信じる事しかできることがない。
足音が聞こえる。
ご主人様の足が私の目線に入ってきた。
髪を引っ張られ、ご主人様がしゃがみこみ
『いい眺めだな』

