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第10章 ママ友だったのに

かなさんは、こっちに戻ってきて


初めてできた友達だった……




少し、お姉さんで、優しくして

くれた人……



今までと同じようにしてくれるよね。



次の日の朝……



幼稚園に送りにでた……



『かなさん……あのぉ……』


耳元で


『変態……なれなれしく呼ばないで！』


かなさんはニヤニヤしていた。



『用事あるなら、ついてらっしゃい』



かなさんのうちに入り……



『私、今悩んでるの。幼稚園やご主人に


報告した方がみんなの為かなーって。


だって、あの動画が特定されちゃったら


ご主人可哀想……』



『それだけは、やめて……』



『ずいぶん、強気なのね……自分の



おかれてる立場わかってる？』




『どっちか選んで。



ご主人や幼稚園に報告か


私のストレス発散の道具にする。


そのかわり、他人には公表しないし、


二人の秘密にしてあげる。


私……昔虐められてて、仕返し


したかったけど、できなかった。


その女リーダー美穂って名前なの。


好きな方選んでいいわよ』