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第30章 それぞれの、生きる場所…
『コーヒー・・・・・・すぐ煎れるね』






『……いや、いい』











『……ごめん。私・・・』






『……そうじゃなくて』







〃手伝う〃どころか……







十分・・・



十二分すぎるくらいの出来栄えで


始末書は…出来上がっていた







テーブルに広げた報告書やミスの概要





アイル


これを見て書き上げたっていうのか?








『アイル、お前…よくこんなの書けたな?』



『ぇ……』








『……メチャ助かる 』



『ぇ……でも、それ』








『ふふっ、このまま使わせてもらう♪

~いいだろ?その為に作ってくれたんだろ?』








『~~…』


『~にしてもアイル、なんでまた…』








『…これ以上・・・時間

眠る時間まで削ったら

リョウキが倒れちゃう・・・』








アイルは…いつだって

こうオレをみていて





そして思わぬ所で

隠れたその能力を発揮させる…。









『おかげでそれは回避できそうだぜ?♪』







『…。嬉しいけど…手直しとかしてね?

ソレ・・・何かあると』









『~いらない。十分だ』




『でも、筆跡・・・』







『あ~…じゃ朝起きてPCに打ち込む』







『……それなら、やっておいた』










ぺろん・・・と







アイルが先程

プリントアウトしてきたらしきものを

オレの前に差し出す








ぬかりないな?・・・コイツ
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