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第5章 呪縛から…解き放て
『…ソウタさんに…きいてるよね?…もう』




オレは、答えない事で
肯定してしまったかもしれない







『あたしの・・・この手…

あたし…この手で…人を…』





アイルがオレの掴んでるのと反対の手を
少しかざすように挙げる




『〃アイル〃』



『っっ…?!』





名前を呼ぶオレにアイルが拒絶の意を示す





『アイル…』



『…なんで…

ヤだって言ってるじゃん…その呼び方

呼ばないでよ…』








『アイル』





『やだって……!』









オレがしたいのは

そんな話じゃない














『アイル・・・

オレと付き合ってほしい』








『・・・っ…?!』







『オレと・・・一緒にいてほしい』






アイルは驚いてオレの手を振りほどき
自分の口元に手を持っていった







『アイル…返事は?』





『な……に…言ってるの?』






オレはもう微動を打にしなかった


冷静に、まっすぐにアイルを見た






ガタッと椅子をずらし立ち上がったアイルが

後ずさりした







『へんだよっ…なんで…そんな…

そんなこと言うの?

・・・ふざけてるっ…』










『ふざけてるワケないだろう…?』



オレも立ち上がって
後ずさりしたアイルの手を掴んで引き寄せ
壁側に軽く押し付ける




壁ドン……的な事をしてしまった




アイルの手を掴んだまま
じっとアイルを見下ろす





『オレのことを…

ふざけてそんな事、言うやつだと…

お前そう思ってるの…?』














『リョウキは………あたしに同情してる…』








少し沈黙したあと
アイルが口を開いた







『フツーの女の子みたいに
フツーに恋愛も出来なくて…

先の真っ暗なカワイソウな子だって
…同情してるんだよ‥!!』





『……っ!』






カッとなったオレの顔をみて


手をあげられるとでも思ったのか


アイルがぎゅっと目を閉じた







『…ん…っ、・・・ふ…』








オレはアイルの唇にそっとキスしていた



やわらかな唇から熱が伝わる
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