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恋人上司と秘密の甘い夜
第7章 【After Story】契約
――――――二年後……
「藍紗!ウエットティッシュはないか!?俺の手を拭いてからでないとこの子達に触れられない」
「テーブルの上にあります!あとバックにウエットティッシュを入れておきましたから。今日はパパがばーちゃんのとこに連れて行ってくれるからねー」
バタバタとした朝を過ごしてから、柊二さんより先に職場へと向かう。
柊二さんと一緒に働いていた場所よりも前にある場所で私は足を止めた。
今日からここで働くことになる。
「本日から転属になりました後藤 藍紗です。ご迷惑をお掛けすると思いますがよろしくお願いします」
元気な声で私が挨拶しているところをじっと見ながら通って行った飯近さん。
私たちの新居に遊びに来て双子の赤ちゃんを見て笑顔になっていたのはもう少し先の未来の話。
END