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恋人上司と秘密の甘い夜
第9章 【クリスマス特別ストーリー】互いのプレゼント
「藍紗、メリークリスマス。プレゼントだ」
子供たちが寝静まった後、柊二さんがどこかに隠していたクリスマスプレゼントを持ってきた。
「ありがとうございます」
結婚してもう三年。
双子の子供もいるのに、私にまでプレゼントを用意してくれているとは思ってもいなかった。
重さがあるけど何を買ってくれたんだろう。
ワクワクしながらシンプルな包装紙を開ける。
「こっ…、これは……!」
包装されていた物はファムリーズ、カビをキラー、キュッキュッと、アルコール除菌シート。
すべて家事で使う物だった。
「すまない。間違った。それは自分へのプレゼントだった」
「…………」
「藍紗へのプレゼントはこっちだ」