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運命の人
第23章 友達
目が覚めると、気持ち悪い。。。

昨日久しぶりにお酒を飲んだせいだろう

隣に眠る健人の髪を撫でると、眉が動いて目が開いていく


「襲われそう?」


口角が上がり私を見る


「違っ。。。もうっ。。。」


起き上がると、腕を離してくれない


「健人、水が飲みたいの。。。?」


「俺にも、ちょうだい?」


ようやく腕が離れて立ち上がると、冷蔵庫からペットボトルを出していく

健人にペットボトルを渡すと、ごくごく飲んでいく

水を飲んでいるだけなのに、見とれてしまう。。。

きれいな顔。。。

やっぱりモテるんだろうな。。。?

昨日の同窓会でも、囲まれてたし。。。


「ん?」


目が合うと、私を見る


「どうした。。。?」


手が頬をさわると、ドキドキしていく


「海人。。。迎えに行かないと?」


「貸し2の約束は?」


いじわるそうに笑いながら私を見る


「今日はちょっと気持ち悪いの。。。

多分、二日酔いだと思う。。。

明日にしない?仕事休みもらうから。。。?

海人は実家に見てもらえるし。。。?」


「二日酔い?

飲んだの?」


怖い顔の健人が私を見る


「お酒に気づかなくて。。。ごめんなさい」


「だから、同窓会なんて反対したんだ。。。

元彼は、チャンスがないか隙を狙っている

久しぶりの再会に女は浮かれていて、チャンスを狙っている

今の現状に、少しでも不満があるなら相談に乗るふりをして持ち帰ろうとしている

久しぶりに会う同級生達は、18歳の思い出のままと変わらない。。。

お互いの現状を知らないから、良かった思い出のままだと勘違いしてしまう。。。

一晩だけでも、18歳の自分に戻りたくなる。。。


だから、初恋の相手や元彼、美海に初恋した相手、好きだったけど告白出来なかった人が、チャンスを狙っている危険な場所なんだよ。。。?


まあ、持ち帰られたいなら別だけど?」


いじわるな目が私を見る


「健人は、元カノや初恋の相手に会うのを楽しみにしてた?」


クスクス笑いながらおでこを小突いてくる


「いった。。。」


「初恋の相手はここにいる。。。

友達は会いたいヤツとは会えてるし、わざわざ同窓会なんて行かなくていいと思ったんだ。。。

美海は違ったみたいけど?」




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