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運命の人
第24章 貸し2
何度も果てて、意識が翔んでしまった。。。

何度目かで、目が覚めると、外は薄暗く健人がいなかった

携帯を見ると、17時だ

机の上のメモを見た



海人を迎えに行ってくる



何とか起き上がり、シャワーを浴びていく

夢の中では、拓人の声ばかり聞こえた



みぃ。。。好きだよ。。。

ずっと、みぃが俺の1番だった

愛と関係があっても、みぃ以外は愛して抱いたことはない。。。

健人。。。アイツは、俺を許さないだろうな。。。

お前のご主人様は、すごく嫉妬深い

アイツは、ずっとずっと美海が好きだった

もう、俺達は共犯だよ。。。?

アイツに絶対に知られてはダメだ。。。

嘘をつき通すんだよ。。。?

絶対に、認めるな。。。?

みぃ。。。愛してる。。。

ずっとみぃが好きだった。。。

義妹なんて思ったことは一度もない

何で。。。手離したんだろうな。。。?


頭の中で、ぐるぐる回る拓人の声が、呪いのようだ

1度だって、私だけを見てくれたことなんてなかったくせに。。。

私だけを見てほしいなんて、言わなかったけど。。。

私は、本当に拓人が好きだったんだろうか。。。?

今思えば、よくわからない。。。

好きでいる意味もあったのだろうか。。。?

何となくで付き合いはじめて、耐えられなくて、逃げ出した

それなのに、すぐに流されてしまう自分が恨めしい

私には、私の意思はないのだろうか。。。?


シャワーを浴びながら、全て流れてしまえばいいのにとさえ思う

健人と結婚することにした時に、ちゃんと拒める自信は、あった

傷つけあって、別れたはずだった

でも、イヤなことは思い出すことはなかった。。。

ずっと蓋をしていたのに。。。

拓人に会うと、あの頃みたいに抱きしめてほしくなる

辛い出来事は、消えてしまったかのよう。。。


冷たいシャワーを浴びながら、拓人のことばかり考えている

健人とセックスしていても、ずっと拓人の声が頭に響いていた

今更、私の中に入ってこないでよ。。。

義兄と義妹になるって決めたじゃない。。。

もう、友達にもなれない

唯一なれる関係が義兄妹。。。



どうか、お願い。。。


私の心から、頭から出ていって。。。?



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