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運命の人
第38章 1度だけ。。。
足どりが重い。。。

さすがに、休みすぎた

プラネタリウムに向かう足は重い。。。

隣の健人は楽しそうに話しかけてくる

さすがに挨拶もなしに辞められない


「はぁ。。。」


思わず出たため息に更に気持ちが重い

修二は何て言うだろう。。。?

もう、既に妊娠していることは知っているだろう。。。

どう思っただろうか。。。?

心がギュッと苦しい。。。

案外、何とも思わなかったりして。。。?

それは、それで傷つくかも。。。

いろいろな想いが頭を駆け巡っていく

朝からスカートは長めをはけだの、スニーカーをはけだの、健人は私を隅々までチェックしていた

辞めるまでの間は送迎すると言って聞かない。。。

楽しそうに笑う健人には悪いが、憂鬱な私は出来れば修二には会いたくない。。。

入口に近づいていくが、不安だらけだ


「帰る前に電話して?

じゃあな?」


頭をポンポンして離れて行く健人に手を振ると、手を振る



はぁ。。。



何度目かのため息をついて、中に入って行く

事務所の扉を開くと、誰もいない

初めて来た日みたいに暗い。。。



「おはようございます。。。?」


静かに入ると扉が閉まる

ギュッと抱きしめられて無言のキスの雨が降る


「っ。。。修二。。。?」


「逢いたかった。。。」


「っ。。。私も。。。


逢いたかった。。。」


ギュッと抱きしめ返していく


体が熱くて。。。ビクンと反応している



ああ。。。

私はこの人がいい。。。


好きとは違う。。。

この人を求めてしまう。。。


しばらく静かな空間が続いていく


それだけで、心はビクンと反応して離れたくない


1番。。。ドキドキする。。。


「美海とくっついてると、心がざわざわする。。。

不安な気持ちと、ドキドキが入り雑じる。。。

体。。。大丈夫。。。?」


珍しく優しく話す修二の声にキュンとなる


「ごめんなさい。。。

もう、大丈夫。。。」


もう、大丈夫と言いながら大丈夫ではない。。。

辞めることと、妊娠していることを話をしないといけない。。。

少しでも先延ばしにしたくて時間稼ぎをしてしまう。。。

知られたくない。。。
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