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紅
第1章 第一章
「美紅嬢、おはようごぜぇやす!!」
「おはよう。さて、組長は何時もの通り来るのが遅い。先に食べるぞ。頂きます!「頂きます!!!」」
男達の野太い声と共に直ぐに始まった食の喧嘩。
どんだけお前等は朝から食べるつもりか?
毎朝の事とはいえ、食欲が失せる。
「嬢、車の中で食べて下さい。では、行きますか?お前等、何時まで喧嘩するつもりか?嬢が出るぞ!!門に並べや!!」
紅葉の声で皆止まり、慌てて門に集まり両端に整列して笑顔で見送ってくれた。
毎回、良いのにね。