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第1章 第一章
まさか、私に声をかけられるとは思ってもみなかったのだろう。


先ほどの勢いはなくしどろもどろで何を言っているのか分からない。


業を煮やした紅葉が低い声で声をかける。

殺気付きで。


「紅葉、殺気をしまえ。震えあがって話さなくなるだろ?」



御意と応え私の後ろへと下がり名を聞こうとした。


「流石、紅家。陽斗、ビビるぐらいなら最初からするなと何時も言ってるだろ?すまなかった。俺は、紅総長 朱神 仁だ。」


礼儀がなってねぇなぁと思い、思いっ切り蹴る。
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