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月夜の時間
第11章 雄也の誕生日
賢治は怒った表情で亜里沙に近寄り、影が出来る。

今頃 着信に気づいた!怒られる!!

亜里沙は後ずさりしながら謝ろうとした。

「…ちょ…賢治…く…苦し…」


亜里沙が目を開けると 

がっちり賢治に抱きしめられていた。

「本当にに何もなくてよかった…」

「ごめんなさい…」

心配してくれてたんだ。



「さ、俺らも帰ろうか♫」

雄也は友梨佳の肩を押し亜里沙にヒラヒラ手を降った。

「あ、私はまだ雄也を選んだわけじゃないから!」

「はいはい。とりあえず飯食いに行こう。

それからじっくり話そうよ。

まだ俺の良さに気づいてないだろ?」

「…お腹すいたから付き合ってあげる。」

「ありがとう。」

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