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月夜の時間
第3章 試合観戦
週末に足を運んだのは総合体育館。
「亜里沙〜こっち〜」
観客席の真ん中から三月が亜里沙を呼ぶ。
「ごめんねー急に誘って…一人じゃちょっと勇気なくて。」
三月が謝ってくる。
星の揺れるピアス 緩まきしたセミロングの髪は
いつもより気合入ったように見えた。
「陵君と付き合う事になりそうなの。」
嬉しそうに話す三月。
「そうなの?よかったね!」
「ふふ…ありがとう!今日は見守っててね♥」
「はい。」
クスクス互いに笑いながら話す。
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