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月夜の時間
第5章 嫉妬
陵君と話しているとポケットに入れてる
亜里沙の携帯がバイブで鳴り続けた。
無視して話を続けていると
目の前から長身の男が携帯かけながら眉間にシワ寄せて
ズカズカ歩いて来る。
怖い…
「賢治君…」
「亜里沙!テメー俺からの電話は出ないで
陵とは話すんだな!」
「えっ違うよ、偶然会って…」
「言い訳は後で聞く!」
陵はヒラヒラ手を振り、頑張ってと合図する。
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