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月夜の時間
第8章 要らなかったお菓子
流星群を見に行った私は浮かれていたんだ。

自分の都合で今なら抱いてなんて

厚かましいんだよね…

「あれ?亜里沙、今日は賢治君と帰らないの?」

「ぶっ…部活だと思う。」

「そうなの?陵はテスト期間で来週まで無いって

賢治君は熱心に練習してるのかもね…」

そう思いたかった。

会いたい、一緒に帰ろう?

そうラインしても既読無視されるだけだった。

ストーカー行為かもしれないけど

賢治君の家の前に数時間待ち伏せした。

そしたら賢治君のお母さんが出てきて。

待ち伏せされることを本人は嫌がっていると聞いた。
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