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月夜の時間
第8章 要らなかったお菓子
「賢治?もしかしてあの彼女と別れた?
私が外に出迎えない方が良かったかしら。」
本当はわかってるくせに聞いてくるところが
嫌いだ。ニヤニヤするな。腹立つ。
「別れたよ。」
「まぁ、釣り合ってなかったし
もっと 貴方にお似合いな人見つかるわよ。
あなたの中学同級生だったあの娘は…」
大きなお世話だ。
「…アップルパイ勧めたのも母さんだろ?」
「あら…バレちゃった?」
「そんなに俺をからかって楽しいかよ。
あんたのせいで俺は…」
「俺は?…」
「もう干渉しないでくれ」
俺自身の次は亜里沙を傷つけてたのかよ。
なんで気づいてやれなかったんだろう…
私が外に出迎えない方が良かったかしら。」
本当はわかってるくせに聞いてくるところが
嫌いだ。ニヤニヤするな。腹立つ。
「別れたよ。」
「まぁ、釣り合ってなかったし
もっと 貴方にお似合いな人見つかるわよ。
あなたの中学同級生だったあの娘は…」
大きなお世話だ。
「…アップルパイ勧めたのも母さんだろ?」
「あら…バレちゃった?」
「そんなに俺をからかって楽しいかよ。
あんたのせいで俺は…」
「俺は?…」
「もう干渉しないでくれ」
俺自身の次は亜里沙を傷つけてたのかよ。
なんで気づいてやれなかったんだろう…