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第11章 雄也の誕生日

「ごめん、友梨佳ちゃんっ。」

雄也は友梨佳に頭を下げる。

「雄也くんのお兄さんですか？

お話伺ってました♫聞いてた通り

ほんっとイケメンですねー！」

「おっ…ありがと…」

ボディータッチ！

友梨佳が賢治に近づく。

距離が…顔が近い！

キスするのかと思った…

最近の中学生は大胆なのね。

賢治君もそう嫌じゃなさそうに照れてるし。

なんか…なんか

腹立つかも…。

亜里沙は引きつり笑いして小さく鞄を握りしめた。