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第5章 4月4日

こうして生を与えられると約束されるとともに、遺伝子から分析された特性で、ある程度、職業が決められる。

適性検査は先程記したものより更に細かく分析され、
手先が器用でなおかつ知能が高ければ医者。

知能が高く言語脳が発達するものが政治家。

手先が器用でなおかつ味覚機能が優れているものは調理関係、と言ったように、遺伝子レベルの解析で、適職が判断される。

適性が判断された者は、生まれた時から仕事に就くための教育が与えられ、鍛練して有職者になる。

また、特出した能力がなければ、一般教育を受け、深雪のように職業を選ぶことも出来る。
もちろん適性テストや試験を受けて教育コースの変更が認められるのだが…