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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第6章 4月5日

マジか…?
一緒に風呂に入るなんて、俺が二十歳から彼らの観察を始めて、一度もなかったと思うぞ?
まあ、親父の毎日をずっと見ているわけじゃないが、多分初めてだろう。
そして、御幸が用意したのか、パジャマでなく揃いのバスローブを羽織って縺れるようにしてバスルームを出てきたのだ。
そして寝室に向かうのでそこの室内カメラに切り替えた。
親父が、先に部屋に入った御幸を自分の方に向き直させて抱き締める。
御幸の顎を上げさせキスをして、互いに求めあい激しい口づけに変わると共に、親父が御幸のバスローブの肩を掴み、毟りとるように剥ぐ。
俺は、珍しい二人を体感したくて慌てて『タブレット』を飲んだ。

