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第7章 4月6日

｢プロジェクトの方では、人口管理と安定した出産をメインに研究、開発してますからね。
部位精製の技術はこちらの方が経験値も高いので請け負っているんですよ。｣

｢はあ、でも、造られたものを移植して、上手くいくんですか？｣

｢その辺は『ドクター』の手腕ですね。
私達に出来るのは、ドナーからまさに今、取り出した部位と同じ鮮度の製品、
そして、骨格は超合金、神経はなく、代わりにバーチャルリモートとAI搭載のマシンは工業部生産、
その表面の外皮だけが私達生産部の作品なんですよ。
移植して本体と馴染めば成功ですが、そうなるかどうかは、『ドクター』と、ご本人との適合性に懸かっています。

義手、義足、義眼のように欠損した部位の見た目の補充と、動作の補充、それを目標に３部署合同で開発し続けています。｣