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輪廻 ∞繰り返されるループ∞
第8章 4月7日
王の足元に女がかしづいていたようで、台の下から立ち上がり、クロークの方に走っていく。
罰ゲームのせいか、チタンスーツが焼き切られ、ショーツだけを履いているような姿になっていた。
露になった乳房を手で隠しながら、小走りでクロークに向かう。
そこまでして遊びたい理由はわからなかった。
「では始めようか、今入った君が玉を投げ入れる、そこから右回りだ。」
「皆さんの名前を教えていただけませんか?」
皆は知り合いなのかもしれないが、俺は誰一人知らなかった。
「テーブルに立っている札で呼びあえば名前は必要ないだろう。
そうだな、誰かが借金になるまでにヒットを出した者は、好きに質問できるとしよう。」