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第3章 ラガーマンかいと(45)

「親はなんも言わんかったん？」

「イヤ〜？べつに。特に何も言われなかったですね」

「俺やったら高校生の娘が意味わからんオッサンに抱かれるなんて許されへんわ…」

「かいとさんの娘さんは今いくつなんですか？」

「24…イヤ、23かな？
　一人娘やねん」

「独身？」

「まだ大学院や。研究に打ち込んどうから、彼氏もおらんみたい。髪もこんなひっつめで、化粧もせぇへんわ」

「ふーん」

「俺も犯罪やな、こんな若い人妻に手ぇ出して」

「でも、かいとさんは初めてじゃないでしょう？
　嫁以外の女を抱くの」

「そんなことないよ。素人は初めてやで。
　金出して相手してもらったことはあるけど」

「ふーん」

「遅いし痛いってプロの女の子にも絶対言われるから、こんなにセックスを楽しめたのは生まれて初めてやった」