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第7章 あなたに似た人

あー、あなたね。

お久しぶりですね。読んでてくれたんですね、ありがとうございます。

でもね、知ってますよ、私。
これ、ちょっと、知らない人には申し訳ないけれど言わせて頂きたい。今回だけ。

この後にも解説で取り上げる予定ですけど、私の作品『まのめのロイン』でもお便りくれましたよね。

そんで、私がうっかりあなたのメッセの中の作品タイトル略称を載せたせいで、せっかく一ヶ月かけて考えたカッコいい超傑作タイトルの『まのめのロイン』が、その後お便りくれる誰からも『まロン』って呼ばれるよーになっちゃたですよね。

憶えてますよ! なんですか『僕ヱチゑ』って!　どんな略やねん!

ずっと音信不通だったクセにお便り紹介しだした途端、速攻でメッセ送って来て!　わかってますからね、あなたの魂胆。ミエミエです。もっともらしく起承転結がとかライティングがどーとかゆって、そんなの絶対どーでもいいに決まってる。仕込んでる。

私が親切に「では回答を……」なんてやろうものなら、『僕ヱチゑ』もコピペされてんの見てプークスクスするつもりでしょ？「かかったな」って。もうその手は食わないザマーミロ!

他の読者も真似して作者をおちょくり始めるからやめて下さいそういうのホントに！　困ってます！

だいたいＰＮてなんですか、アナタすでにペンネームあるでしょ。ちゃんとここのサイトで小説書いてるユーザー名が。受賞もしてるのが！　その上お便り用のペンネームて！　だったら、そっちにユーザ名変えなさいよ！　受賞作品のとこの名前が凄いことになって絶対ＰＶ増えるから！

まーいいですよ。『僕ヱチゑ』こんなの流行らないから。

打ちにくいもん、変換候補ですぐには出てこないモン『ゑ』なんて。そもそもゴロが悪い。流行んない、絶対。今度はその手はくわない。載せてもヘーキ。

むしろ『僕は、アッチな小説を書いている』とか言われなくて良かったですよ。

なんかお尻がムズムズしてくるタイトルになっちゃうからね!
残念でした!　へへーんだ♪