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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第7章 あなたに似た人


こんな調子で、異性読者が中心という、自分にとってアゲインスト(向かい風)な環境だったことがかえって色々と考えを深める役に立ちました。

「小説の書き方」的な本にはやっぱり書いてありますよね、「読者の欲望とか時代を捉えろ」ということ……でも、頭ではなんとなくわかったような気がしても、体感として理解してなかった。

ちなみに、『トレインスポッティング』(1996年)は『北斗の拳』とは真逆の欲望を突いてヒットした作品です。時代と共に大衆の欲望の形は移る。満たされると次を求めて。眼に見えない「心の経絡秘孔」を追いかけて把握する作業が大切。

それをPVという目に見える形で示してもらえるのはありがたい。

やっぱり、ネットの特徴って「読者がいる」ってことだと思います。

学ぼうと思ったらいくらでも学ぶことがあり、他の作者さんからも刺激を受けることができ――孤独に原稿を書き続けることしかできなかった時代の先輩たちに比べると我々は恵まれているんだなあ、きっと。

そう考えたら泣き言なんか言ってらんないですね!

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