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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第8章 ダイレクト・パブリッシングについて

6/22

催眠ごっこ 1章 初稿読了。

以前にもらった編集者のやること要領と少々はずれたコメントになりかも知れないけど、感想を下記します。

1.面白そうなストーリー展開で、充分読者の興味を最後までひきつけそうな1章になっています。

2.トリック(ごっこか、本物の催眠術か)がポイントだけど、書くのは相当難しそう。

  1読目と再読で違った解釈に読み取れるというのは、大変高度な神業的文筆力がいると思うが、期待しています。

3.彰のキャラはこのあと掘り下げられると思うが、ここまでの段階でも下記の理由で彰の魅力をさりげなく表現しておいたほうが良いと思った。

 (それともすべて彰の本物の催眠術のせいということにするのかな)

 ①鏡花が彰に興味を持った理由

 ②亜優が異性としての特別な意識がないにもかかわらず、彰のそばにいる理由。

  多分ここに読者はなぜって思うはず。

  その彰の魅力が、この本の読者とかけ離れたレベルのものでは元も子もないけど、この女子ふたりが彰に関わっている理由となるような彰の魅力に触れておいたほうが良いかと。彰本人も気づいていない、広い意味でのセックスアピール的魅力。

  初めの自転車のシーンで亜優にポロッと独り言を言わせてはどうだろう。

4.細かい話

 ①催眠術をかけるときの小道具としてはコイン、紐よりは懐中時計、金(銀)の鎖が

  われわれ世代では定番かな。ご一考を。

 ②催眠術を解くときに、何かお決まりの掛け声があったほうがメリハリが出るような気がします。

以上が感想です。

 プロットにあったキスが消えた理由はちょっとわからないけど、あのシーンの流れでは確かにキスは不要だね。

 なにしろ、ごっこかごっこでないか、読者も混乱しそうだけど、そこをどう表現するか、書き手には難しい作品だね。期待してます。 

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