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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第9章 コンテスト受賞作の作り方
プロットの中では世界観に関する説明をスッキリさせる程度となっていますが、実際の原稿では元々は「ダンジョン」が舞台になっていました。

そこの部分の設定って本当にいるの?

ということに気づかされ、舞台設定も変わっていきました。

次に、I君から貰った意見によって、何回か書き直したオープニングシーンを掲載します。


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★シーン1(初稿)

「こりゃまた、随分と立派な建物だな」

目の前にそびえる巨大な宮殿に対する素直な感想がキオの口を衝いて出た。

「壮麗……ですわね」

相槌を打ったのは相棒のエヌフィーヌだ。

短髪長身、日に焼けた健康的な小麦色の肌を申し訳程度に軽装の革鎧で包み、スラリとした四肢の女剣士がキオ、野性的な雰囲気だが、どことなく愛嬌のある悪戯っぽい目つきをしている。

腰まである緩いウェーブヘアに、胸の部分が豊かに盛り上がった色鮮やかなヴェルヴット生地のドレスローブ姿、長い睫毛に白い肌、深窓の令嬢かと見紛う気品ある顔立ちをしているのが魔道士のエヌフィーヌだ。

若く、女盛りの魅力溢れんばかりのふたりの眩さに負けぬぐらい、眼前の宮殿は壮麗に光輝いていた。

精緻な装飾の入った宮殿の白亜の壁が果てしなく上空へと伸び、見上げると陽光がまぶしい。周囲に生い茂る木立や下映えの植物はよく手入れされており、艶やかに色を添え、とてもここが地の底であるとは信じられぬほどだった。

そう、ここはリンデーンの地下迷宮。二人は名うての迷宮探索者(エクスプローラー)だった。


【I君メモ】

・二人の目的をわかりやすくしてほしい。
・リアルが絡まない世界観であるとハッキリさせてほしい。
・ヒロインに性的に魅力的な役職を付けて欲しい。
・巨乳が好きなのでエヌフィーヌにもっと活躍して欲しい。
・エヌフィーヌは上品な喋り方の巨乳というのがいい。


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