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仕事終わりは癒しの時間
第10章 ご褒美
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「ごめん茜さん。調子乗った…」
「…大丈夫だよ」
山岡さんはその後も追加しまくって、食べまくった。
結構な金額になったけど、多めにお金持って来といてよかったよ…。
山岡さんが払おうとしたのを全力で拒否ってお支払いした。
「ありがとう。美味しかった、ご馳走様でした」
「喜んでもらえたよかったです」
「んー、涼しー」
上着を広げて、夜の冷気で身体を冷ましている。
ビール3杯飲んだからか、顔が赤くて、目がトロンとしてる。
「茜さん…」
「な、に!?」
いきなり山岡さんが身体を寄りかからせ、肩に頭を乗せていた。
「ち、ちょっと…」
「涼しい、でもあったかい…」
「あ、ちょっと…」
甘えるように頭を擦り付けるられると、フワフワの髪の毛が耳に当たってこそばゆい感じがして。
「やめてって!酔ってるの!?」
「酔ってないよ。アルコール入ると甘えたくなるの。あと元気になる」
「茜さん…俺…」
頭を上げると、目が合った。
潤んだ瞳でジッと見つめられる。
鼻と鼻が付きそうなくらい近い…。
キス、され…。
「はい、これ」