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仕事終わりは癒しの時間
第14章 男の覚悟
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神戸のとあるライブハウス。
ここはBlue Eyesがまだまだ売れてない頃、一番お世話になった場所で、とても大切な場所。
神戸で凱旋ライブをするなら絶対このライブハウス、とメンバーで決めていた。
そんな大一番の控え室の俺らはめっちゃリラックスしている。
ヨシと涼は指相撲で熱くなって、俺はコウちゃんと狩猟ゲームの真っ最中。
緊張感は無い、やけどこれで良い。
無理に気張ってちょっとのミスも気になるようなライブはもうしない。
「皆さん、もうそろそろですよ」
「店長お疲れ様です!」
「てか店長、敬語とか辞めてくださいよ!」
ここの店長にはホンマにお世話になった。
お客さんが呼ばなくても積極的にライブやらしてくれたし、「お前らはイケる!」と太鼓判を押してくれていた。
最後の公演はライブハウスと店長への恩返しも兼ねている。
「お前ら、すごいなー!過去最高の客の入りやぞ!外にもファンの子いっぱい居てるし。デカなったなー」
「店長に恩返しする意味も込めて、今日は思いっきりやらしてもらいますよ!」