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仕事終わりは癒しの時間
第14章 男の覚悟
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「はぁー、ようやく週末だよー…」
先方との打ち合わせの企画書を作るため残業続きで、ようやくの金曜日は少しでも家でゆっくりしたかった。
だから、早めに仕事が終わらせた…と言ってももう8時だけど…。
高山さんとのお付き合いを断り、自分の気持ちをしっかりと確かめたものの、山岡さんとはなかなか会えずじまい…。
忙しいからな…拓也のお店にも来てないらしいし…。
ぼんやり考えていると、改札口に向かう途中で誰かにぶつかってしまった。
「いってー!」
ヤンキー風の怖そうな男の人で、当たった部分を痛そうに押さえてる?
「ご、ごめんなさい!」
「おいねーちゃん。どこ見て歩いてんだ!下手すりゃ大怪我するとこだったじゃねえか!」
「ごめんなさい…」
ヤンキーにすごい詰め寄られてるけど、近寄ったら危なそうだからか皆見て見ぬフリしてる…。
うわ、この人アルコール臭い…すごい酔っ払ってる。
どうやったら解放してくれるの…?
対応に困って涙目になっていたところで…
トントン…
「おい」
「ああ?誰…うぇっ!?」
「えっ!」