この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
仕事終わりは癒しの時間
第14章 男の覚悟
その声、サングラスから覗く優しい瞳は…。
「ごめん、久々に会えたから…」
私が今一番会いたかった人が目の前に居る…。
何か言わないといけないのに、言葉が出ない…。
駅前に停まるタクシーに乗せられ、山岡さんが住所を言うと、あっという間に走り出した。
「…やっと会えた…」
「…ごめんなさい」
「そのごめんの理由は後でじっくり聞かせてもらうな」
やっぱり怒ってるよね!
微笑んでるけど、怖い。
「………」
何か言わなきゃ…。
彼女のこと聞く?
それとも当たり障りの無いツアーのこととか?
このタクシーどこ向かってるの?