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仕事終わりは癒しの時間
第4章 初デート?
6時に会社を出て、駅前の百貨店でお菓子の詰め合わせを購入。
それを持って、拓也の経営しているバーに向かった。
『準備中』
扉に掛かった看板を無視して、店内に入る。
「おう、来たか呑んべえ」
「もう、その言い方やめて」
「お前、この前帰れたのか?仮眠室あるから寝て行けって言ったのに、『大丈夫ー』って」
「だ、大丈夫だったから、はい!」
さっき買ったお菓子を渡す。
「この前のお礼」
「相変わらず俺に対しても律儀だねー」
「当然。拓也の好きなお菓子だよ」
「後で食べるよ、サンキュー。でもできれば缶プレの方が良かったなー。ここバーだから」
「えー、缶プレってあのお高い缶詰めじゃん、高いから無理!」
「申し訳ないと思うんなら、詰め合わせレベルの買え!」
詰め合わせとか破産する、ていうか缶プレの詰め合わせとかあるの?
「それなら飲んで売り上げに貢献しろよ、酔わないくらいに」
「しばらく飲まないって決めたの!あんな醜態晒して、誰かにお世話になるくらいなら…」
「お前、誰かにお世話されたのか?」