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仕事終わりは癒しの時間
第6章 癒しの時間
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[金曜日、空いてますか?]
[空いてるから良いよ]
[よっしゃー( ´∀`)待ち合わせは…]
バカーーー!
なんで、OKの返信しちゃったの、私!
山岡さんは一般人じゃないんだよ!
テレビに出ちゃう人なんだよ!
しかし「やっぱり止める」と連絡は入れらず、悶々とした気持ちで仕事をこなした。
芸能人だから週刊誌に見つかって色々書かれるのは嫌だし、山岡さんに襲われかける夢見て若干気まずいし。
でも、山岡さんとご飯に行きたいし…。
職業隠してたことツッコむべき?
「クリエイター」って言った嘘付いてたけど、会った時触れない方が良いのかな?
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「先輩、大丈夫ですか?」
「大丈夫…」
行くことを決意したものの、なかなか寝付けず、しかも連日仕事の量が多かったため金曜日の夕方にはフラフラになっていた。
しかも、まだ仕事が終わってない。
(このままだと、約束の時間に間に合わないかも…)
「先輩、手伝いましょうか?」
「ありがとう、渡辺さん。でも大丈夫だから」
「ダメですよ、先輩。いつも大丈夫、大丈夫って、私は全然迷惑だって思ってないですよ」
「……これ。打ち込んで保存したら、終わるから大丈夫。気持ちは嬉しい、ありがとうね」