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仕事終わりは癒しの時間
第6章 癒しの時間
シャンプーをしてもらうために、バスタオルを巻いて山岡さんに浴室に入ってもらった。
「服脱いだら?濡れちゃうよ」
「ちょっとくらいなら平気。それに脱いだら我慢出来なくなる…」
「へ、へえ…」
美容室以外で男の人に髪の毛洗ってもらうのって結構新鮮。
優しい手つきだけど、ツボを押してくるような感じがして、ヘッドスパって言うのかな?
山岡さんのシャンプーすごい気持ちいい…。
「気持ちいい…」
「よかった。俺さ、年の離れた妹居てるんやけと、一緒にお風呂入ってた時にシャンプーしてあげてたんや。色々指摘されてたから、上手くなったの妹のお陰かな?はい、次はトリートメント」
トリートメントを髪に馴染ませる間、湯船につかろうとしたが、彼は一向に出て行かない。
「あのー、もう出てってくれない?シャンプーし終わったんだけど…」
「ダメ、風呂場で倒れたりしたらどうすんの?」
「外で待ってればいいじゃん」
「俺が居たいの、目の保養!」
「目の保養って…もう勝手にして!」
お風呂に入ってるのを男の人に見られてる…。
勝手にしてとは言ったものの、すごい恥ずかしい…。