この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
仕事終わりは癒しの時間
第7章 甘える練習
「ん…」
目を開けたいけど、開かない?
そっか、アイマスクしてたんだ。
アイマスクを外すと、眼前に山岡さんの顔が飛び込んできた。
近いし、寝てる…。
熟睡してるのか、頰をツンツン突いても起きない。
寝顔も可愛い…。
ふっくらした唇に触れても起きない。
手でそっと山岡さんの頭に乗せてみた。
艶々した黒髪はパーマをかけていて、ふわふわしてる。
本当にペロにそっくり…。
「…何してんの?」
お触りし過ぎたから山岡さんが起きてしまった。
「髪の毛触ってた。ふわふわしてるなーって」
「もう、あんまり可愛いことせんといて…まだ4時間しか経ってないんか。どうする、まだ寝とく?」
まだ眠たいけど…。
「お腹空いた…」
「深夜に食べたら太るんじゃないの?」
「いいの」
「うーん、コンビニでおにぎり買って来たけど、ルームサービスにする?」
「おにぎりがいい」
ベッドの上に種類の違うおにぎりとお茶を出してくれた。