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仕事終わりは癒しの時間
第9章 Blue eyes

「はぁ〜…」

特にトラブルはないんだけど、朝から渡辺さんのテンションが低い。
仕事はしてるけど、ため息ばかり。
彼女はうちの部署の華やか担当なので、彼女の機嫌が悪いと空気が若干重い…。

お昼休み、渡辺さんを休憩室に連れて行って、話を聞くことにした。

「渡辺さん、今日ため息つきっぱなし。どうしたの?」
「すいません…」
「何か悩み事?」
「いえ、そんなものじゃ…」

私が一肌脱ぐとするか。

「私が力になれるんなら言って、ほらいつ…」
「先輩!明日予定ありますか!!」

はっ!?

「あ、空いてるけど…何?」
「この前、私友達とライブ行くって話したの憶えてます?」
「ああ、うん…」

人気バンドのライブだったっけ?
それと私の予定と関係あるの?

「その子、インフルエンザにかかっちゃったみたいで、ライブ行けなくなっちゃったんですよ!」
「うん、だから?」
「チケット1枚余っちゃって。ライブ明日なんですけど、先輩一緒にライブに行ってくれませんか!」

「ええーー!」


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